こんにちは!
世田谷区の世田谷サクラ動物病院です。
今回は、わんちゃんの混合ワクチンの話です。
犬用の混合ワクチンには5種混合、6種混合、7種混合、8種混合など、含まれる抗原の数によっていくつかの種類が存在します。
以下にそれぞれの混合ワクチンで予防できる病気の種類を記載しますが、いったい何種のワクチンを接種するのが適切なんでしょうか?
【犬の混合ワクチンの種類】
・5種混合ワクチン
ジステンパー、犬伝染性肝炎(アデノウイルス1型)、犬伝染性喉頭気管炎(アデノウイルス2型)、犬パルボウイルス感染症、犬パラインフルエンザウイルス感染症
・6種混合ワクチン
5種混合ワクチンで予防できる感染症+犬コロナウイルス感染症
・7種混合ワクチン
5種混合ワクチンで予防できる感染症+犬レプトスピラ(イクテロヘモラジー、カニコーラ)感染症
・8種混合ワクチン
6種混合ワクチンで予防できる感染症+犬レプトスピラ(イクテロヘモラジー、カニコーラ)感染症
【接種ワクチン選択の考え方】
予防できる病気が多いから、8種混合がお得?お値段を考えて5種混合がいい?
いいえ。ワクチンを選ぶ基準は、その子の生活環境や生活スタイル、体調、年齢を加味して選ぶことが重要です。もちろん、お値段の検討も大切ですが、わざわざ通院の時間と労力と費用をかけるのですから、
愛犬にとって最適なワクチンを接種してあげましょう。
お住まいの地域によっても接種の選択基準が異なるのでかかりつけの獣医師とよく相談してください。
以下は選考基準の一例です。
【選考基準の一例】
◾️外出は近所の散歩程度
体力に衰えがみられる超高齢犬や持病がある場合
→5~6種混合をお勧めします
◾️関西・九州方面へ行くことが多い、キャンプ場やドッグランを利用したい。自宅付近でドブネズミを見かける
→7種混合以上をお勧めします
※接種できるかどうかもその子の状態によってなので基本は獣医師に相談してください。
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