こんにちは!
世田谷駅徒歩4分 世田谷区サクラ動物病院です。
前回の咳のお話の続きで、
今回は咳と心臓との関連性についてです。
前回、咳には様々な原因があるとういうお話をしましたが、
心臓の病気でも咳が見られることがあります。
特に8歳以上の高齢のわんちゃんには心臓の病気はよくみられます。
まず呼吸の役割を担う肺ですが、
ここには酸素を取り込むために大量の血管があり、
ここに血液を送っているのが心臓になります。
心臓の働きが悪くなると、肺にから思うように血液が排出出来ず、
肺にお水が貯まる状態が起こります。これを肺水腫と言います。
この肺水腫が原因で、呼吸を邪魔する異物を排除するための反射的な反応が起こり、
咳が出る、という流れです。
心臓が悪くなった後に咳が生じるメカニズムはしっかりと分かっていない部分も多いですが、心臓病のわんちゃんでは高い確率で咳がみられることが確認されています。
わんちゃんたちが高齢になってきたら、
早期発見・早期治療のためにも、定期的な心臓の検査をおすすめ致します。
当院にもどうぞお気軽にご相談ください。
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